イアオエカラ フラフェスティバル
  &コンペディション

    2007年11月2日〜4日 サンフランシスコ
                                    

 2007年11月2日から4日までサンフランシスコで行われたフラのコンペ。イアオエカ ラのフラフェスティバル&コンペディションの観戦記録です。アメリ カ体験記は別途「当方見聞録」に連載中。
 4年前からフラを始めた妻に連れて行かれました。妻の先生がソロとグループの両方に出場するため、サポーターとしてツアーに参加しました。選手、サポー ターは総勢61人。その中で男性は6人(一人は企画主催者)です。出場選手、あるいは出場者の生徒さんの夫です。私は、その出場しない(できない)生徒の 夫です。
 初日のソロは、先生の出番を含め、少し見ただけです。二日目は私たちのグループは出番がないため、サンフランシスコ観光をしていました。選手たちはその 間も練習でした。三日目(最終日)は、私たちの二つのグループが出場、また結果の発表があるので終日観戦しました。
 「フラを見ていても退屈しちゃうのでは…」という気遣いは、私には無用です。ハワイアンミュージシャンの端くれに連なる私には、楽しいひとときでした。 カヒコ以外のバンド演奏曲は、ほぼ全て演奏経験のある曲(すなわちレパートリー)でした。
フラコンペの行われた会場。
ハワイで行われる「キングカメハメハ・フラコンペディション」「メリー・モナーク・フェスティバル」は有名ですが、ここも、かなりのレベルの争いが行われ ました。
会場の中。舞台です。
おそろいの服の人たちは、日本から参加の別チームです。
イアエオカ
初日のソロが始まる前。客の入りを見て、まだ始まらないのだろうと思っていたら、これが開始直前15分前です。
時間にルーズなのか、余裕なのか、見学者はどこに行っちゃたのと心配しましたが、杞憂でした。
いよいよ始まりました。審査委員が紹介され、最後の審査委員が、歌い出しました。有名な人なのでしょうが、私は全く知りませ ん。祈りの歌、チャントなのでしょうか?
審査委員は4人。その中に、ケアリー・レイシェルがいました。
イアエオカ
ソロを踊る新野先生。
暗い会場で、動きが速いので、アップの写真はほとんどがブレていました。残念。
ソロを踊る我がKOAグループの方。
お名前を忘れてしまいました。
イアエオカ
出場前のデモンストレーションと出発する先生を祝福 して送るサポーターたち
 
 このコンペが始まる前日、我々の宿泊先のホテルでは出場者によるデモが行われました。デレックさんの振り付けや踊りも素晴らしく、楽 しいもので「これは大受けするぞ」と予感させるものでした。
 バンドは、生楽器と生歌。マイクを通さずに、これだけ聴かせるのはさすがです。私たちのバンドでは、エコー・リバーブが効かないと、歌う人自身、気分が 乗らなくて困ります。
 チンキ・マホエさんやマカハサウンズのムーンさんが歌うのだから、当然と言えば当然です。
指導するクムフラのデレクさん。
手前の人たちが若手?グループ。奥のグリーン系の人たちが、多分、おそらく、ハワイ語でクプナと呼ばれるグループだと思います。
チンキ・マホエさん(手前)とムーン・カウアカヒさん。ムーンさんは、マカハサウンズのリーダーで、私が所属するヒノハワイア ンズの得意曲「カレオハノ」の作者です。
奥でギターを持つのは、シャリーン・キャンベルさん。
私は、フラを3、バンドを7の割合で見ています。どうしてもバンドに目が行ってしまいます
今回、本選では、フラも充分堪能できました。
ムーンさんと私。
私が、マカハサウンズ版「ブルーハワイ」を、ヒノハワイアンズでは高音部、ナレオアイランダースでは中低音部のハーモニーを担当していることなんて、ムー ンさんは知りません。。
ヒノの男3人で歌う時、「マサカサウンズ」と名乗っていることも知りません。「知らぬが仏」とはこのこと。知ったらこの笑顔が消えるかも?
イアエオカ
会場へ向かうソロ出場の二人。手前が妻の先生、新野さん。
私たちのバンドでも新野先生のフラは人気があり、次はどんな衣装で、どんな踊りを見せてくれるだろうと期待しています。
右端に見えるのが妻です。
新野先生の髪型。柑橘類の橙(ダイダイ)を載せると、お正月に見えないこともありませんが、ハワイから来た髪結いさん(スタイ リストなのかな)の力作です。
先のデモンストレーションの翌日。大会初日の光景です。
イアエオカ
健闘を誓うソロ出場の二人。 演奏も踊りも一流のチンキさんと新野先生。
後ろにいるのが、日野市内では一流演奏家と言われる私です。
イアエオカ
 未だによく分からないのが、コンペの組み分け。古典フラのカヒコ。現代フラのアウアナ。ワヒネ(女)、カネ(男)、そ して混合があるらしい。年齢別もあって、子供や年配者など、クラスがいくつかあるようなのです。
 大会三日目のトップで、我らがチームが出てきました。なんというチーム名だか分からないまま見ていました。
 このチームはクプナクラスだそうです。曲はメドレーで、「タイニーバブルス」では、ふらふらに酔ったコミカルな演出も入れ、かなり受けていました。サ ポーター以外からの拍手も多く、「やったー」の感触。私も「ブラボー」と何回も叫んでいました。
イアエオカ
 下の写真は、我が若手チーム。二人で組むダンスも入ったエレガントな演出。この方たちは、若 手といえども、それぞれ生徒さんを持つフラの先生です。中野ZEROホールなどで、お見かけする方も多く、今年6月、フラ発表会のバック演奏を任せていた だいたキンケイ先生も、この中にいます。親しみを持って応援できました。
 どのバンドも、素晴らしかったが、チンキさん、ムーンさんたちの演奏は、洗練されたサウンドという感じです。
イアエオカ
 今までは、カヒコになると退屈していたのに、今回は、カヒコも迫力があるものだとあらためて 知りました。カヒコロックみたいなのもあって、踊りだけでなく、歌も聞き惚れました。
 浦島太郎が出てきたり、ふんどしやおむつスタイルが出てきたり、なぎなたのはちまきみたいなのも出てきました。ドレスもカラフルで、踊りのレベルも高 く、日本から、アジアから、そして本場ハワイばかりか、地元のアメリカ本土チームも沢山出ているようです。
 日本と比べて、年齢層が若いし、男性フラも多い。私の席の前には、父、母、子供の家族全員が出ていたアジア系家族の集団がいました。
イアエオカ
 いよいよ結果の発表。審査している間の時間帯を利用して、エキシビジョン。フラ界では有名 らしい人の踊り。共鳴箱の付いたハープの演奏も良かった。この響きに合う曲として浮かんだ、「アカカの滝」「カナカ・ヴァイヴァイ」が演奏されて、なるほ どと納得。ケアリー・レイシェルの歌なども楽しませてくれました。
 最後に、ピアノの弾き語りで歌われたのが、私がバンマスを務める「ナレオアイランダース」が、この2ヶ月間で2度もステージ演奏した「レイ・アナ・オ・ マノア・イ・カ・ナニ・オ・ナ・プア」。この曲名が分かる人が、会場に何人いるだろうと思いながら聴きました。もっとも歌っている人の名を知らない(作者 自身の弾き語りだと思う)ので偉そうには言えません。
 カヒコ以外の曲は、ほぼ全て、私も演奏している曲だったし、カヒコの「オ・カララウ」も、取り入れたことがあるので、この数年で、かなりのフラ曲を、こ なしてきたことを実感しました。
イアエオカ
カリスマのレイシェルさんが出てきたが、バンドのメンバーの視線が冷たいように見えませんか。 2,3曲歌を披露。
イアエオカ
 結果発表。英語のアナウンスに加え、クラスなどはハワイ語を交えているので、さっぱり分か らない。次々上がる歓声が我がチーム以外なので、だんだん不安になってきましたが、そもそも、我がチーム名を知らないことに、この段階まで気が付かないお 粗末さ。
 他人の持つプログラムで、どうやら「OKAMALU TOKYO」らしいことを知るが、呼ばれない。最後にみんなの集まっているところへ行って発表を 待ったところ、やっと、ワヒネ・アウアノのクプナクラス(だったと思う)で、1位とアナウンスされた(らしい)。みんなが大喜びするのを見て、急いでカメ ラを向けたと言うのが真相です。
 若手グループとソロは今一歩及ばなかったようでした。
 喜ぶ選手団  同左
 喜ぶサポーターたちの中に、私の奥さん。  1stの札の前で記念撮影する。
 ほっとしました。