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 東日本大震災チャリティー募金
    
バンド&フラ 交換練習会

             2011年4月3日(日曜日) 日野市新町交流センター               

         tomimoto記

 本来は、多摩ハワイアン連盟主催の第13回メレフラパーティーの予定でした。3月11日の大震災の影響で、中止としまし た。
「親戚・家族が被災した」「計画停電で練習場所が使えなくなった」「余震が心配」など、練習やパーティーどころではないという意見が寄せられました。中止 を決定した時点では、交通期間の乱れや生活物資の不足も改善が見込まれていませんでした。
 土・日は停電がなさそうだということと、電車・バス・車での往来がほぼ円滑になってきた、会場もキャンセルしていない(キャンセルができない)などか ら、ハラウとバンドの交換練習をやろうという話しが持ち上がりました。
 少しでも、震災復興の役に立てば、こんな時期でもやる意味があると、大震災のチャリティー練習会となりました。
  
当初参加予定は、3バンド、11ハラウでしたが、中止を決定した時点で、ハラウあるいは個人で予定を入れてしまったり、練習が できないなど、5ハラウの約70名だけの参加となりました。
いつもと比べ、踊るスペースが広く取れました。イス席の一番前で嬉しそうなナレオアイランダースのmie。バンドの位置からもこれだけ離れています。

急いで作った募金箱。小さな箱で目立ちませんでしたが、ヒノハワイアンズono氏の力作です。出席できなかったハラウからの送 金もありました。私も含め、みなさんも、各所で募金していることと思いますので、押しつけがましくないようにしました。
日本赤十字を通して寄付をします。参加者のみなさんには、金額や送金について別途お知らせします。

バンドは、会員バンド3つは全て出演できました。いつも音響を担当しているgoto君が、仕事のため欠席。計画停電など震災の 影響で、納期が間に合わない仕事が発生しているため日曜出勤です。
バンドは私服での演奏としました。この後、すぐ仕事に出かけるメンバーもいて、片付けなどを簡略化するため、そして暖房節約で寒さに耐えられるようにしま した。履いているスリッパが目立ちます。

本日の「ヒノハワイアンズ」。メンバー全員が写っています。1人欠席ですが、それでも10人もいます。
練習会と言えども、ヒノハワイアンズのステージデビューが2人います。
4月のメレフラを楽しみにしていた大塚さんに、「会場が取れた」と報告がてら見舞いに行ったのが1月5日。その2週間後に、故人となってしまいました。

参加ハラウは、「ピリアロハ・フラサークル」 「ハイビスカス」 「ホオラエスタジオ」 「クウレイナニ・フラレア・スタジ オ」 「フラスタジオ・マカレア」 の5団体。バンドは「ヒノハワイアンズ」 「ラニカイ」 「ナレオアイランダース」 の3つのグループが参加しまし た。
中止前に決めていた演奏曲は、ほぼ全て演奏しました。

左の写真と比べると踊り手の並びが同じようですが、右側の方たちが変わっています。「ブルーハワイ」 「プア・リリレフア」と フリー曲が続いた時の写真だと思います。ハラウだけでなく、バンドも練習が思うようにいきませんでした。練習中止やメンバーが集まれなかったなど、震災の 影響が大きかったと、あらためて実感しました。

踊るみなさん の空いた席に服が掛けてあります。普段のメレフラではテーブルがあり、目立ちません。今日は、暖房が使えない可能性があり、ドレスの上に羽織る物を持って 来られたようです。
幸いにも、暖かくして貰えました。快適な「フラ環境」だったと思います。曲は、踊っている方の数や小さく写っている私の姿(スチールギターを弾いている) から判断すると、「カイマナ・ヒラ」のはずです。

この会場は、 フラに限らずあらゆるダンスの催し会場として人気があります。ソシアルダンス、フォークダンスの他、体操にも適しています。ラインが引かれているのは、多 分、バドミントン用だと思います。
単独ハラウが踊っていますが、フリー曲の「カ・ノホナ・ピリ・カイ」でしょう。

続いて演奏す るバンドは「ラニカイ」です。最近、私が参加する機会があります。フリー曲の「タイニーバブルス」のイントロと間奏をスチールギターで演奏するためです。 1曲目の「フラ・オ・マキ」、2曲目「タイニーバブルス」に参加しました。
各バンド共、中止前に決めていたメレフラ用ハラウ指定曲も演奏したので、演奏だけの曲がありました。フリー曲も、希望を出したハラウが参加していない曲で は踊りのない演奏となった場合がありました。

この写真は 「マイ・スイート・ガーディニア・レイ」を踊る「ハイビスカス」のみなさんです。この「ラニカイ」演奏の第二部では、ハラウ指定の6曲のうち3曲は、その ハラ ウの参加がありました。第三部の「ナレオアイランダース」の演奏では、指定曲の6曲中、1曲だけ指定ハラウの参加がありました。

この3人が、 ハワイアンバンド「ラニカイ」の正規メンバーです。
第三部の11曲(予定は12曲でしたが)を少人数でこなして貰いました。




ハラウ単独で 踊るのは「久野みずきホオラエ・フラスタジオ」のみなさん。この方たちは、多摩ハワイアン連盟の催しでは、なじみのない方たちでした。後で、いつもの方た ちの踊りも見られました。
今回の交換練習会への参加申し込みも、即答の一番でした。この方たちの「踊りの場を設けてあげたかった」とのことでした。
曲は「クイ・ツリー」。

フリー曲です。踊っているハラウは「ク ウレイナニ・フラレア・スタジオ」 「フラスタジオ・マカレア」 「ピリアロハ・フラサークル」のみなさたちです。
曲は「カプアウイ」か「ケ・アロハ」のどちらの曲でしょうか?


フリー曲で「エピリマイ」です。これも 希望曲として出ていた曲ですが、今回の参加ハラウではなかったようです。フリー曲は、参加ハラウからリクエストを募り、複数以上のハラウから希望があった 場合に選曲しています。
踊っているのは、「ナレオアイランダース」への入会希望の女性。今回、見学のつもりで来ましたが、踊りも参加しました。

ここから「ナ レオアイランダース」のステージとなります。今日は6人プラス1人の演奏となります。プラス1人が「エピリマイ」を踊った新規参入希望の女性。前日の練習 時に初対面したばかりです。キーボードとヴォーカルで参加予定です。今日は1曲目の「プア・リリレフア」で歌に参加しました。

正ベースのエ ビさまが、今年も前半は参加不能。今回もセリカモがベースを弾きます。セリカモは、震災に伴う仕事の依頼が増えたものの、災害にかかわる仕事だから、ほぼ 無報酬だそうです。新築中のエビさまも、建築資材・工賃の高騰で大変だろうと心配していました。aiちゃんは、手持ちの東電株が暴落で怒り心頭。みんな震 災の被害を受けています。

「ナレオアイ ランダース」の演奏は、参加していないハラウの指定曲が多かったことと、「カ・ウルヴェヒ・オ・ケ・カイ」 「エ・ホイ・イ・カ・ピリ」と、既に演奏され た曲もあって、演奏だけの曲が多く、フラのみなさんには退屈だったかも知れません。そのために、踊り手が出ないと分かった1曲を省略しました。特に演奏に 難儀していた曲なので、ホッとしてもいますが、いずれ演奏しなければならないので、やっておけば良かったと後悔もしています。
前の写真、こ の写真の曲は、「パパリナ・ラヒラヒ」 「ビヨン・ザ・リーフ」 「南国の夜」 とフリー曲が続いた時のものです。この後は、参加出来なかったハラウの指 定曲 「エ・ホイ‥‥」 「カ・ナニ・アオ・キラウエア」 「カナカ・ヴァイヴァイ」 と続き、踊りのある曲、ない曲と、偏ってしまいました。

終わりの2曲 は「ハナレイ・ムーン」 「レイナニ」です。踊る方も多いフラの定番で締めました。
11曲を演奏。当初予定の12曲から1曲減らしました。

第四部は「ヒ ノハワイアンズ」が二回目の演奏で担当します。男性トップボーカル大塚さん亡き後、メインボーカルを務めるのは誰か?今日、初めてソロパートを務める nakazawa、tamamotoの2人が、それぞれ、「ブルーハワイ」 「パリーシェルス」 を歌い、二人で「フキラウソング」を歌うなど、「ヒノ ハワイアンズ」のメンバーも入れ替わりが行われています。

ハラウ単独曲「ワヒネ・イリケア」を踊 る「ホオラエ・フラスタジオ」のみなさん。今日、参加の全員が、ここで踊っているようです。
ヒノハワイアンズは、第一部で10曲。第四部で11曲(当初の予定曲は10曲ずつ)。本来は、今日は出場しない予定だったハラウ(フラスタジオ・マカレ ア)用の2曲を急遽演奏したためです。そして、1曲演奏を取りやめた曲(カ・ナニ・アオ・カウ)があります。

衣装は、違っても、ハラウは同じ「ハイ ビスカス」のみなさんです。多摩ハワイアン連盟の会員ではありませんが、友好ハラウとして、毎年、この時期のメレフラには参加いただいています。曲は 「イ・アロハ・イア・ノ・オ・カナイオ」。
初めての、交換練習会は、無事に終わりました。